ペアーズで出会ったIT系営業マンのオトコ
こんばんは、ナナムラナナコです。
すみませんすっかり休み気分で更新が遅れました…
夏休みは楽しめたでしょうか!?
台風は大丈夫だったでしょうか?
聞いてください!
気がついたら、はてなの読者さんが400人を超えていました・・!パチパチパチ
ネタが古め
ありがとうございます!!
またブックマークして更新するたびに読みにきてくださる方や、婚活報告(ネタの提供)をしてくださる方も、いつもありがとうございます!
このアホブログを続けてゆけるのは「ウケるww」「アホかww」と言って読んでくださるみなさまのおかげです。
さて、ひとつ告知を入れさせてください。
たまに更新している誰得企画「ゲーム界の男前と妄想デート」ですが、第4回はファルコムのイースシリーズからアドルさんとデートしました。
興味のある方がいればこちらもご覧くださいね〜
ファルコムの古参ファンの方々にはお叱りを受けそうですが、決して馬鹿にしているわけではないのでご容赦ください。
なお、ナナムラにデートしてほしいキャラクターも大募集です。
え?いない?
では、現実世界に戻りまして今回も私が出会った男性を紹介していきます。
==========
あれは流行り始めた「ペアーズ」に手を出して、ネット婚活・恋活にチャレンジし始めた頃のこと。
とりあえずモノは試しだということで、私は色々な人とマッチングしてメッセージのやりとりをしていた。
この「恋活アプリでのメッセージのやりとり」は、年齢・業種でかなり色が出る。
若ければ若いほどレスポンスが早く顔文字が多く、老いれば老いるほど長文のお手紙を句読点のみで書いてくる。
(ごくまれにおじさんで顔文字を連打してくる方もいるが)
注:スマホの画面
文字だけのやりとりなのでその人の性格はよくわからないが、文章から滲み出るものがある。
その人、ヤスオさんは渋谷のIT系企業で営業をしている30代半ばの人であった。
マッチングアプリはIT系の人(特にSE)やコンサルの人が多い。職場で流行っているんだろうなと思う。
ヤスオさんはIT系で日頃から仕事でもメールやチャットを多用しているのかアプリ内のメッセージ返信が異常に早い。
しかも短文で返してくる。
例をあげるとこんな感じ。
ナナコ「週末はどのあたりに飲みに行っくことが多いですか?」
30秒後
相手「えっとねー」
相手「やっぱ渋谷」
相手「それか中目黒あたりかな」
という具合だ。
注:スマホの画面
若い子が仲の良い友達とするLINEやチャット状態である。
割と長文メールを送ってくる男性が多いなか、最初はこのスピードに戸惑った。
しかしアプリの使い方は人それぞれ。とりあえず変な偏見は持たずに会ってみることにした。
プロフィール写真が逆光で暗く顔がぼんやりとしかわからなかったため顔がわからず、一抹の不安はあったが…
ヤスオのプロフィール写真
カフェでお茶をする約束をして、いざ当日。
待ち合わせ場所は渋谷Qフロント前。彼のテリトリーは渋谷らしい。
土曜のお昼というめちゃ混み状態のツタヤの前で私は待っていた。
・・ここで待ち合わせって、会えるんだろうか?
見れば周りはたくさんの待ちあわせの若者、若者、若者。
そこに現れる友達または恋人も、若者、若者、若者。
私…場違いじゃないか?本日の私はまるで韓流アイドル達のなかに紛れ込んだ阿佐ヶ谷姉妹である。
一人だけ昭和
そのくらいセンター街の入り口にいる大人は非常に少なかった。
その時、
「ナナコさん?」
声をかけてくれた男性が。
ついにヤスオさん現る?!
・・・
あっ!!
黒い!!
なんだこのギャル男は!!
そこにいたのは、もはやエグザイル風とかサーファー風とも言えない完全にギャル男上がりなオトコであった。
逆光で暗いと思っていた顔は、ただのサロン焼けした色黒だったのである。
例えて言えばギャル男時代の速水もこみ・・いや、やめておこう。
後に現れる※たいめいけん三代目と良い勝負である。
※ 三代目が気になる人はこちら!
「午前中仕事でした!」という彼は着崩したスーツにド派手なネクタイ。ちらりと見える金のネックレスに金の腕時計。
若い時に整えすぎたのか、眉毛がつんくみたいになっている。
チャラさが尋常じゃない。
外回りの営業さんは日焼けしている人が多いが、営業というかこれでは風俗の客引きではないか。
ま、、間違ったー!!
私の人生ではあまり絡んだことのない人種と出会ってしまった。
怖い。怖すぎる。
ヤスオ「こんにちは〜はじめましてー☆」
ナナコ「こ・・こんにちは・・」
ヤスオ「じゃあ行きますか〜」
さすが営業さん。初対面でもペラペラと快活に話しかけてくる。
センター街を歩く、30代半ばのスーツ姿元ギャル男(決めつけ)と顔色の悪い女。
周りの若者の視線を感じるが、気のせいだと思うことにした。
他にも、スーツ着た男性くらいいるよね?
・・周りを見渡すと、スーツの人は一人もいない。
ラフな格好の人か、お買い物中の中国人のみ。
キャッチのお兄さんにスカウトされている状況ならまだありそうなものだが、どう見ても私はキャッチされそうな人間には見えない。なんてったって阿佐ヶ谷姉妹だからね。
私は気恥ずかしさを感じながら、キビキビ歩くヤスオさんについていった。
ヤスオさんは渋谷がホームであるため、きっと良い感じのカフェも知っているだろう。
どんなところに連れていかれるのかわからなかったがとりあえず渋谷のヌシ、元ギャルサー幹部(決めつけ)について行くナナムラ。
しかし、歩いてスペイン坂のあたりまで来たとき、彼は立ち止まってこう言った。
ヤスオ「う〜ん、お店どこにしましょっか〜?」
ナナコ「!」
特に「どこでお茶する」というのは決めていなかったらしい。 ノープランだったんですね!?
自信満々だったからアテがあると思ってた!
そこで私のなかの飲食店ランキングをフル回転させいくつかカフェを覗いてみたが、土曜日のお昼過ぎ、どこも空いていなかった。
2人でセンター街を行ったり来たり、結構な距離を歩いてしまった。
ぐぐ…こんなことなら混んでいるセンター街方面集合にしなければ…
店をあらかじめ決めておけば…
後悔しても後の祭りである。
こうなったら「あの店」に行くしかない。
デートにはそぐわないがおそらく土曜日空いているであろうあのカフェに。
そう、
「喫茶室ルノアール」である。
大人のみんなは入ったことあるよね?
昼寝する疲れた営業マン、ずーっと新聞読んでるおっちゃん、怪しい勉強会や勧誘などが日々繰り広げられるルノアール。
一杯頼めばずーーーっといられる(多分)夢のような空間である。
言わずもがな、婚活で出会った初対面の男女が行く店ではない。
こんなところでお茶したら、それこそ生活に困窮した女が思い切って風俗の面接を受けにきたようにしか見えないだろう。
しかしどのカフェも激混みな今、ここにお世話になるしかない・・
腹を括ったそのとき、ヤスオさんが私の肩を叩いた。
ヤスオ「ナナコさん、もうここにしましょうか」
ナナコ「えっ」
そう言って素早くそこにあった店のなかに入り、ギリギリ2席空いていた場所を確保したヤスオ。
そこは、、
おなじみ「渋谷センター街ファーストキッチン」であった!!
これな
えええええ!
席を取ってくれた優しいヤスオさん。
だけどさ、土曜日の昼間のここのファーストキッチンだけはないぜ!
ファーストキッチンは高校生などに人気のファストフードのお店だが、サラリーマンや家族連れのお客さんも多い。
しかし、このセンター街の店は客層が少々独特である。
・・ほぼ若い女の子かカップルしかいないのだ・・。
※何度も紹介しているので恐縮ですがこちらの過去記事と同じ店だよ!↓
飲み物を買い、周りが女子高生・女子大生ばかりのなか席に着く我々。
ようやくお茶の時間がスタート。
ヤスオ「今日はありがとうございます〜」
ナナコ「こちらこそありがとうございます」
ヤスオ「いえいえ、渋谷まで来ていただいて。ナナコさんは家からは渋谷は近いんでしたっけ?」
ナナコ「私は〜」
完全に浮いている我々は「ザ・婚活」な会話をスタートさせた。
周りの女の子たちがこちらを見ている。
・・は、恥ずかしい・・!!!
ファーストキッチンに入って30分ほど経過。
恥ずかしさを我慢しながら仕事や趣味の話など一通り話したあと、話題は恋愛に。
ヤスオ「ナナコさんは最近いつまで彼氏がいたんですかぁ〜?」
ヤスオ「出会いがないんですかぁ〜?」
ヤスオ「何でペアーズに登録したんですかぁ〜?」
声がでかい。
ヤスオさんは営業さんだけあって声が通る。そのでかい通る声で次々と飛んでくる質問。
明らかに”ネット恋活で出会った初対面”感満載の質問の数々に、周りの人たちは明らかに面白いものを見る目で私たちを見ている。
やめて!やめて!
・・・まさに生き地獄!!
鬼のような羞恥プレイ!(カイジ風)
助けて。
助けてください。
なぜ私は数年彼氏がいなくてアラサーで切羽詰まった結果思い切ってネット恋活をスタートさせたとかいう恐ろしく悲しい話を、この女子たちに聞かせねばならないのか。
周りの視線を集めていることには気がついていた。
しかし、人は自意識過剰な生き物である。そのため誰かにジロジロ見られていても「気のせい」であると自分に言い聞かせていた。
そう。人が「今日の私変じゃないかな〜?」と言う時、99%変ではない。気のせいだ。
自意識過剰なだけなのだ。
そう思って小心者の私はこれまでなるべく、人の目を気にせず生きるよう努めてきた。
しかし、これは違うよね!
我々の会話が周囲15人程度に筒抜けになり、めっちゃめちゃ見られている。
これじゃ婚活男女見学ツアーだよ。
誇大妄想にとらわれ始める精神不安定女、ナナコ。
彼らが笑うと私たちを笑っている気がする。
彼らがLINEをしだすと
「ちょっと横の2人ウケるんだけど」
「絶対初対面だよね」
「婚活サイトじゃね?」
と言われている気がする。
まあそこまで私たちに興味はないと思うが、見世物になっているのは明らかであった。
見ないで!
残念ながら羞恥プレイを楽しめるところまで私の変態レベルは上がっていなかった。
初対面のヤスオ氏に「声、もうちょっと抑えませんか」とも言えない。
しばらく地獄の面接を続けたが、ファーストキッチンに入ってから60分を経過した頃、ついに私の羞恥心は限界を迎えてしまった。
ナナコ「そ、、そろそろ次の予定があるので・・解散しませんか・・」
屈辱のギブアップ宣言。
会って1時間そこらでギブアップとは、失礼極まりない女である。ごめんなさい。
しかし仕方ない。これ以上いたらTwitterやインスタに面接の様子をアップされかねない(すでにされていたかもしれない)。
そして私の精神は崩壊していただろう。
ヤスオ氏はその日の仕事が残っていたらしく、快く面接終了を受け入れてくれた。
良い人であった。
こうしてセンター街の長とのギャルサー入部面接(嘘)は終了したのである。
ああ、、思い出しただけで恥ずかしい…
完
《本日の学び》
初対面の人とご飯やお茶をするときは、事前に店が決まっているか確認しよう
でないと地獄の羞恥プレイになるぞ!
恋活アプリ絡みの過去記事おすすめ↓