街で見かけたシリーズ「駅の改札にいた年の差カップル」
こんばんは!ナナムラナナコです。
本日は「街で見かけたシリーズ」です。
以前も銀座で揉めるカップルを紹介しましたが↓
今回は駅の改札で見かけたカップルをご紹介します!
〜〜〜〜〜〜
私、ナナムラは悪趣味なことに人間観察が日課である。
特に『深夜の駅改札』付近にいるカップルにはついつい目が行ってしまう。
金曜の夜なんかだと、
・別れを惜しんでイチャつくカップル
・言葉少なにうつむくカップル
・「ウチ泊まりに来る?」「えーっ」みたいな攻防をするカップル
・こんな時間に待ち合わせする不倫っぽいカップル
などなど、人目を憚らない男女の開けっぴろげな恋模様があちらこちらで繰り広げられるのだ。
=========
日曜日に行われたとある飲み会の帰り。
私は友人「ユミちゃん」と一緒に歩いていた。
もう一度言おう、彼女にとって高尾山は山ではない。
以前「ファーストキッチンナンパおじさん」に一緒に遭遇したユミちゃんである。
時間は23時。
帰りの電車が同じだった私たちは、駅の改札へ向かっていた。
すると、改札の前を陣取ってなにやら深刻そうに沈黙する男女が。
重い雰囲気
改札のすぐ前でそんなことしたら、みんなに見られて仕方ないだろうに。
しかしカップルはそんなことにはお構いなしで沈黙していた。
よく見ると、女性はおそらく40代中盤。
茶とグレーを基調とした服装
男性は30代前半に見える。
チャコールグレーのパーカー着用
どこからどう見ても10個以上年の差があるカップルであった。
年上女性と年下男性の”年の差カップル”の場合、女性側は小柳ルミ子的に派手で美人だったりすることが多いように思う。
もしくは小雪的な神々しい美人。
勝手なイメージ
しかしこの女性は派手ではなくむしろ地味。
顔も化粧をしたり若作りをするでもなく、オバちゃんに片足突っ込んだ感じの風貌であった(すんません!)私の地元の親戚のオバちゃんみたいな感じだった。(わかるかな?)
しかし、おそらくバツイチではなく『恋愛経験が少ない正真正銘の独身』と思われる。そんなピュアな雰囲気があった。
私は、彼らは「恋を忘れた男女が年の差を超えて燃え上がるような恋愛」をしているのではないかと思った。
そして「ふれなばおちん」の主人公を思い出していた。この漫画の主人公は主婦ですが。 。
男性のほうも地味で大人しい感じなのだが、とにかく2人の年の差を感じた。
いやーいいねえ〜年の差カップル羨ましいねえ〜
私も大学生とキャッキャウフフとかしてみたいわ〜
などと不埒な考えでカップルを見ながら、2人の横を通り過ぎようとしていた。
もちろん一緒にいたユミちゃんもじっとカップルの様子を見ている。
すると急に、大きな声が改札前のエリアに響いた。
男性「聞き分けろよ!!!」
ナナムラ&ユミ「!!」
ビクッ
ナナムラ&ユミ「(びっくりしたー!)」
声の主は先ほどの年の差カップルの男性だった。
彼女に対して何か怒っているようだ。叫んだあとに何かを諭している。いや、説教か。
至近距離で何かを説教するカレピッピ
話の内容は聞こえないのだが、確かにさっき、彼は「聞 き 分 け ろ よ !」と言った。
一体彼女に対して何を怒っているのか?
年上の彼女に対して怒鳴ったりするような男性には見えないのだが。
何か、重大もしくは深刻な話をしているんだろうか?
その時、キレている男性に説教されている「年上彼女」の表情が見えた。
・・・
!!
私の画力が足りないのだが、その表情はさながら「抱いて」の松田聖子のごとくであった。
歌詞が重すぎる名曲
ナナムラ&ユミ「・・・!!!」
恋する女の顔を至近距離で見てしまった
それは、紛れもなく『涙目で甘え縋る年上女の形相』であった。
我々が至近距離で見ていても、彼女は一切こちらを気にすることなく「年下彼氏」の袖を引っ張りながら上目遣いで見つめる・・!
年下彼氏「こっちのことも考えろよ!!」
年上彼女「・・・(潤んだ瞳)」
彼氏のほうがすごい勢いで怒鳴っているが、彼女は物怖じせず甘えた瞳で訴えかける。
・・一体何を。
結局、詳しい会話まで聞き取れなかったのだが日曜の夜であるということを考慮すると、以下のような状況と思われる(完全な推測)
日曜日、2人は久々にデートをした。
年下でありながら頼れるところもある彼に夢中な年上彼女。
夜遅くまで一緒にごはんを食べ、街を歩き、今夜はずっと一緒にいたかった。彼女は、彼の家に泊まりたかったのだ。
しかし、年下彼氏は次の日仕事だし、家に帰ってやらなければならないこともあり、一人で一刻も早く家に帰りたかった。
お泊まりしたいと駄々をこねる彼女。
帰らせて欲しい彼氏。
泊まりたい。
一人で帰りたい。
泊まりたい。
一人で帰りたい。
・・・
年下彼氏「聞き分けろよ!!!(怒)」
大枠、こんなことだろうと思う(もっとシリアスな話題だったら失礼しました)。
でもあの女性側の甘えた表情は、きっとこういうラブラブカップルによくあるような言い争いなのではないかと思った。
どちらが悪いとも言い切れないが、とにかく譲歩しあって仲良くして欲しいものである。
その後、甘えた様子の年上彼女の顔を私は忘れることができなかった。
〜おまけ〜
その光景を見た後の、30代独身コンビの会話である。
ナナムラ「いやー、、さっきのカップルすごかったですね(嬉々)」
ユミ「そうだね・・年の差カップルだったね」
ナナムラ「『聞き分けろよ!』って何を聞き分けろなんですかね?」
ユミ「うーん、何かわがまま言ったのかなあ?彼女」
ナナムラ「私が思うに(以下先ほどの推測を伝える)」
ユミ「あー!!そんな感じだね。」
ナナムラ「・・・(余韻に耽るナナムラ)」
ユミ「・・てかさ」
ナナムラ「はい」
ユミ「男はさ、年上女だからって勝手に『包容力ありそう』『何でも許してくれそう』って思いすぎなんだよね!(怒)」
キレた!ユミちゃんがキレた!
ナナムラ「ユ、ユミさん・・」
ユミ「いつもそうなんだよ!男は!勝手に夢見て、勝手に『思ってたのと違った』とか言うんだよあいつらは!!
年上の女だって普通の女なんだからさ、甘えたい時だってあるんだよ!」
ナナムラ「・・そ、その通りです・・」
ユミちゃんに過去何があったかは、私には聞けなかった。
大人の女性達の声を代弁して申し上げます。
男性諸君には、年上女に対する幻想を勝手に抱いて勝手に幻滅するのはやめていただきたい。
《本日の学び》
年上の女は「何でも許してくれる海のような包容力がある」と思ったら大きな間違いだぞコノヤロウ!!
関連記事