パーリーピーポーなオトコ ー中編ー
こんばんはー!
前回に引き続き「パーリーピーポーなオトコ」をご紹介しますよ〜
《前回のあらすじ》
「本物のチャラ界」から、経営者やら医者やら弁護士が集うチャラチャラクリスマスパーリーのお誘いを受け(お前は誘ってないからな!)悩んだ挙句参加することに。
参加女性はどっからどう見ても「パーリーピーポー」または「女子会SNSアップ大好き」または「プロ」の女ばかりであった。
楠田枝里子風ファッションに身を包み、ギロッポンのパーティー会場についたナナコはあろうことかパーティーフードに夢中。パリピガール達の冷たい視線を浴びながら、チキンやピザにがっついていた・・
そもそも見た目(主に年齢)で浮いているのに、さらに浮きまくっている。
と、その時パーティーに参加する男性が続々と会場に姿を現した。
どうなる!?ナナコ!
========
スカスカだったパーティー会場にどんどん現れる男性たち。おお・・暗くてよく見えないが、チャラついたオーラを感じるぜ!!
会場では洋楽の名曲をクラブミュージック風にミックスした音楽が流れている。誰かのセレクトだろう。
チキンを頬張りながらノリノリで縦揺れするナナコ。楠田枝里子で食べ物ガン食いで縦揺れで、周りの人に見られている気がするが気にしない。
見よ!これがビジュアル系全盛期に青春を生きた女の縦揺れだ!
おしゃれなミュージックと雰囲気に酔いしれる。
すると、急に聞き覚えのあるイントロが始まった!
「ズーンズーン!タララタララララーン♪」
・・・これは・・なんだっけ。それまでのおしゃれな雰囲気と違うぞ?
あ!
BONJOVI兄さんの「It's My Life」じゃないですか!!!
まさかの、まさかの『パーリーでBONJOVIクラブミックス』開始である。
個人的にはリッチーサンボラ氏のボワボワ♪でおなじみ「Livin' On A Prayer」と、中期の名曲「Keep The Faith」が好きなんですが(誰も聞いてない)
今やなかやまきんにくんのイメージしかないこの曲が流れるとは・・
BONJOVI兄さんをBGMに、続々とパーリー会場に現れた男性達。
ではここでボンジョヴィ先生の名曲に合わせながら、当パーリーに現れたパリピ男子をタイプ別にご紹介しよう。
「this ain’t a song for the broken-hearted ♪(この歌は、絶望した人々のためじゃない)」※1
経営者タイプ。
高そうなブランドのセカンドバックにテカテカのベスト・テカテカの黒またはワインレッドのワイシャツを纏っている。ネクタイではなくスカーフを巻いているパターンもあり。
「no silent prayer for the faith-departed ♪(信念のない人々に、静かな祈りなど捧げられない)」
弁護士タイプ。
なんだか知らんが肌が黒い人が多い。六法全書を読んでいるとストレスが溜まって日サロに逃避したくなるんでしょうか・・
この人たちもベスト(いや、ジレって言うんですかね)を着ている。腕まくりして時計をちらちら見せて来る。
「i ain’t gonna be just face in the crowd ♪(群衆の中の名もない存在にはなりたくない)」
医者タイプ。
「お前医者じゃないだろ!?嘘つけよ!」みたいなカジュアル感(水色または白いカジュアルシャツ着用)だが、”こんなにラフなのに医者”というギャップで女を落とす作戦だな!雰囲気で勝負している人が多し。
「you’re gonna hear my voice when i shout it out loud ♪(さあ、俺の声を聞いてくれ 今から大声で言うことを)」
その他「大企業」勤めのみんな。
「It's My Life ♪(これが俺の人生だ)」
目にぐっと力を入れるとこういう顔ができます
暗闇から明かりの下にやってきた彼らはみんな、パリピ風の女性がいることがわかった途端に表情が変わってキメ顔になるのである。
これが・・野獣・・
私を見る目は普通(むしろ蔑んだ視線)なのにね・・
おそらくですが、ガチなクラブにいるパリピとこのパーティーに来た人たちは違っていると思う。
この人たちは普段は合コンしまくってるか、コリドー街or六本木のバー「グリーン」でナンパ千本ノックをこなしていそうな男達であった。
少しでも彼らに近づきたいおまいらは、このジレ着用な!楽天で買えっぞ!↓
男性陣が現れ始めて15分が経過し、もはや六本木の貸切レストランはナンパ祭りと化し初めていた。
…うん。我々は確実に彼らの対象外だ。
男性陣と対峙してものの10秒で敗北に気がつくナナコ。いや、ほんとは1秒で気づいてたんだけどね、いや、むしろ来る前から気づいてたんだけどね。。
一緒に来たアコちゃんはまったく問題なく戦えるんだけど、この「楠田=ナナムラ=枝里子」と一緒にいるせいで声をかけられることはなく。。
よし、しばらくこのナンパ祭りを眺めたら帰ろう。
アコちゃんと私はそう決めて、あとは祭りの様子を見ていた。
立派な肩書きをお持ちの20〜30代のオトコ達が、ギラギラした目で女の子に話しかける。
これがもう少し年齢層上がると、色気ムンムンな女がこぞって参加する異業種交流パーティーになっていくんだな。
大人の異業種交流パーティーはこちら↓
すでに人数はかなり集まり、会場はぎゅうぎゅうであった。
これはあれだ、大学生のときにうっかり六本木のバニラで開催しているどこぞの大学のイベサー主催の出会いを目的としたイベントに行ってしまったときと同じだ。あのときも奴らはぎゅうぎゅうの会場で、血走った目をしながら女に群がっていた。
こんなに気合の入った女子達がいたら群がっちゃうのもわかるなー。と私は愉快な気持ちで眺めていた。
よく見るとたくさんの男に話しかけられている女の子と、あまり話しかけられていない子がいた。
そりゃそうだ、かわいい子に人気が集まりますもんね。
・・ん?
何か変だ。
パリピの女の子のなかには”超絶かわいい子”がちらほらいるんです。読モなんじゃないか、と思われるぐらい。
しかしあの”超絶かわいい子”達にはあまり男が群がっていない。
私の絵がアレなんですが、非常にかわいいのです
遠巻きに見つめるか、空気の読めなそうなヤバメン(ごめん!)がちょこちょこ話しかけ、あしらわれて戻って来るのみ。
え、じゃああのオトコが群がっているエリアにいる子は・・?
!!
なんとも形容しがたい服着ている
あ、あんまりかわいくない・・
いやまあ私から見たら若いからなんでもかわいいんだけど、その子狙うんだったら隣にいる清純そうなかわいらしいあの子じゃないの?ほら、あの子!
私が男だったらこのこと付き合いたいわ
・・結局、”超絶かわいい子”と”清純そうな子”はあまり人気がなかったのです。(それでも男に話しかけられてはいたが)
男に囲まれてモテまくっている子はいわゆる
「イケそうな子」
もっと言っちゃえば
「その日イケそうな子」
だった。
そのイケそう(というかヤ◯そう)感たるや半端じゃなくて、過去私が書いた「イケそう感ヤ◯そう感」のある女子100倍はそういう雰囲気をお持ちの方々だった。
私は、夜中クラブで泥酔してお持ち帰りされるのを待っている女、テニサーの飲み会で泥酔して先輩の膝で寝ちゃう女、若い頃遭遇したそういう女たちのことを急に思い出した。
群がる男たちを見て、ちょっと呆れてしまった。
・・・お前らちゃんとした仕事してんだろ。お金あるんだろ。
大人になってまで何やってんだよ。
そんなに即日どうこうしたいんならそういう店に行けよ。
心からそう思いました。日本の未来が心配だ。。
さて、帰ろうと荷物をまとめたとき後ろから肩を叩かれました。
男「何?もう帰っちゃうの〜?」
・・・えええ?
まさかのお声がけ!?
>>続く
<本日の学び>
チャラパーティーに来ているパリピ男たちは「かわいい子」など眼中にないのだ!
ヤレそうかどうか、それが一番大事
※1ボンジョビ先生のイッツマイライフですが、日本語歌詞はこちらから拝借しました。