かわぴょん~第三章~
こんばんは!これまで3回に渡って紹介してきた「かわぴょん」の回も今回でおしまい。
終章である今回は、ちょっとホラーだよ!
良い子はお母さんと一緒に読んでね。
~前回までのあらすじ~
目つきが怪しくてハイテンションな御曹司「かわぴょん」と銀座の異業種交流クリパで出会った。
かわぴょんはビビットな服装が好きでキテレツなアラフォーだけど、根はいい人!
合コンの2次会でバニ美にキスを迫ったりしたけど根はいい人!
ある日、かわぴょんのおウチでホームパーティーが開催されることに。
合コンで懲りまくったにも関わらず「もしかしたら良い出会いがあるかも!」というスケベ根性でウキウキと向かう私たち。
(前回までのお話はこちらを見てね↓)
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とある日曜日のお昼どき。
いよいよホームパーティーです。
かわぴょんのおウチは広尾駅からちょっと歩くよ~ということで、
駅まで迎えに来てくれることになりました。
ホームパーティーは男女合わせて20人程度のパーティーになるということで
女子をたくさん連れてきてほしいとお願いされ、私とバニ美はめいめい友達(全員美人だよ)を連れ、5~6人の大所帯でかわぴょんの到着を待ちます。
(今回はどういう恰好で来るんだろう・・)
先日の合コンでオールホワイトのミシュランマンだったことを考えると、この日の服装はどうなってしまうのか。。
期待と不安でいっぱいである。
集合時間から15分経過・・・
バニ美「かわぴょんなかなか来ないですね~」
ナナコ「うん~遅いねえ~」
その日はまだまだ寒い2月。
女の子達はブルブル震えています。
ナナコ「おのれミシュラン野郎・・いたいけな女子を待たせおって・・」
私がかなりイライラしだしたときのことでした。
キキッ!!
目の前に大きなワゴン車が停まる。
こんなん
(なんだこの車、邪魔だな・・)
そう思った瞬間
バタン!
ドライバーが出てきた。。
ヤッホー
か、かわぴょん…!!!
かわぴょん「ごめんね~!待たせちゃった?」
ナナコ&バニ美「あ、、、あ、、あ」
(イメージ)
かわぴょんはまさかの送迎車に乗って集合場所に現れた。
ナナコ&バニ美「え?え?これは一体・・?」
かわぴょん「さあ!乗って乗って!」
無理やりワゴン車に押し込まれる6人の女性たち。
戸惑っている間にかわぴょんはお車を出し、意気揚々とおウチに向けて出発です!
ぶーーーん。
バニ美「か、川口さん、この車は?」
かわぴょん「これねー、会社で使ってる車だよ~」
女性陣「へええ・・」
(・・・)
(・・・)
怖 い 。
・・これ、私たちどっかに売られるんじゃないか?
もしくは乱〇パーティー会場に連れて行かれるんじゃ・・?
女子6名は全員恐怖で顔がひきつっています。
売られる…
恐怖のあまり、5分ほどの車中が30分ほどの長さに感じました。
もし港あたりの工業地帯みたいなところに連れて行かれたら、車から飛び降りて交番にかけこまないと。
ワゴン車のドアをバッと開けて、転がり降りるイメージトレーニングをし始めた頃、
かわぴょん「ここでーっす!♪♪」
着いたのは閑静な住宅街のなかの高級そうなマンション。
人身売買の想像ばかりしていた私は、ひとまずちゃんとしたマンションに着いたことで非常に安心しました。
まだ、乱〇パーティーの線は消えていないけどね。
マンションの最上階。川口家に足を踏み入れる私たち。
む、、
玄関からしてお金持ちオーラが漂っている!大理石じゃないのコレ!
リビングはかなーり広い。20人と言わず30人くらいは入りそうだ。
この大家族が住めそうな大きな家に、かわぴょんは一人で住んでいるのか…これは御曹司だわ~。
感動している女性陣。
かわぴょん「メンズはまだ到着していないから、その辺でくつろいでてよ」
飲み物を入れてくれるようです。
女性陣「はあ~~いありがとうございま~す♪」
座っておしゃべりをはじめるかわいこちゃんたち。
私とバニ美はかわいこちゃんたちを尻目に、かわぴょんのおうち探索を始めます。
ナナコ「おおおバニ美さん見てくださいこのグラス」
バニ美「まあ!バカラではないですの?」
ナナコ「ほお、このお皿もなかなか・・」
バニ美「こちらマイセンではなくて?」
ナナコ「まい泉・・?」
バニ美「もうっナナさんたらとんかつ屋じゃなくてよ!」
ナナコ「ふふふ・・」
バニ美「うふふ・・♪」
はしゃぐ女2人は勝手に家具や飾られているものを見ながら
家の奥へ奥へと入っていく。
おや、奥の部屋に、、なにやら大きな写真が飾られています。
あれは?
近づいた我々の前に現れたのは
!!
か わ ぴ ょ ん
カメラマンが撮ったと思われる、かなりイケてる写りのでっかい写真(サイズB1くらい)が飾られている。
その隣には、趣味のゴルフ中の真剣な横顔のかわぴょん。(A1くらい)
滴る汗
ねえ、どういうこと?ゴルフ中にプロカメラマンが同行したの?
よくよく見ると出窓のあたりにも小さいかわぴょん達。
うち一つは上半身裸!サービスショットです。
ナナコ&バニ美(まじか・・・)
言葉を失う我々。
ナルシストとかそういう次元じゃない。
貴族だ、貴族の館だ。
参考画像
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その後、男性陣が現れホームパーティーがスタートしたのですが、
アラフォー男性がたくさん来てワイワイお話して、普通に終了したということしか覚えていません。
・・というか5年前の婚活の記憶なんかほとんど覚えていないんですよ。
ただ、かわぴょんだけは伝説として私とバニ美の心に強く残り続けています。
フォーエバー・カワピョン。
今彼が何をやっているか知りませんが、広尾あたりで目つきのヤバイオトコに出会ったら注意だよ!
《本日の学び》
御曹司は自分のおウチに自分の写真をいっぱい飾っている