街で見かけたシリーズ「ファーストキッチンナンパおじさん」
こんにちは!ナナムラナナコでございます。お昼に更新してみました。が、お昼向きの内容ではありませんのであしからず…
と、その前に
最近嬉しい出来事がありました。大好きな友人A子が彼氏と婚約したのだ!ヒューヒューおめでとう。
その報告を受けたときのこと…
A子「ナナちゃんがいなかったらこんなことにならなかったよー」
ナナコ「え?私なんかしたっけ?」
思い当たる節がない。私が彼を紹介したわけじゃないしなぁ・・
A子「忘れたの?ほら、あそこで飲んだときにさ」
A子は呆れ顔。
・・思い出した!
あれは1年前、居酒屋で刺身を肴にお酒を飲みながら2人で恋バナをしてたんですが(男らしい)その時A子が
「男性にデートに誘われているがその男性のことはあまり男として見られない。どうしよう。」
と相談してきた。
私はいつものごとく
ナナコ「えー大丈夫だよ〜デートいいじゃん!ちょっと行ってみればイイジャンとりあえず行ってみればいイイジャーン!!」
EE JUMP
と酔っ払いながら適当な調子で後押ししたのでした。
彼女はあんまり恋多き女じゃないのでとりあえずデートすればイイジャーン、と思ったんですね。
・・・あれのおかげか。
今考えても本当〜に適当に言葉を発していたなと。
言ったことも忘れるような言葉が、人の人生を大きく左右することってあるんですね。
なんか良い話でまとめましたが。
今日は良い話をぶち壊しにするアホな一発ネタでございます。
人間観察が趣味である私が、街で見かけた愉快な男性を記事にしてしまおう!というわたくしの人間性が疑われる企画
街で見かけたシリーズ「ファーストキッチンナンパおじさん」です。
(そのまますぎる・・)
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《渋谷センター街「ファーストキッチン」で見かけたナンパおじさん》
その日は合コンの開始時刻が20時と少し遅めだったので、一緒に合コンに参加する「ユミちゃん」と開始時間までお茶をすることにしました。
ユミちゃんは会社の同僚で、地元が近いためよく田舎トークで盛り上がったりする仲。とても癒し系で何があってもひかない性格(HKN48!)なので私が幹事を務める合コンにはちょくちょく来てもらっているのだ!
彼女の名言「高尾山を登るのは登山じゃない」
我々は20時から行われる合コンに向けて、100%の力で参加すべくカフェで英気を養っておりました。
私たちくらいになると一回の合コンにかける意気込みが違う!命がけ!
・・というのは半分冗談で、実際には合コンすると疲れるので(さすが大人の女)パワーをためて臨まないとキツイのである。まさに命がけ。
パワー充填に選んだ場所は渋谷センター街のファーストキッチン。
このファーストキッチンは狭い店内にたくさんの席があり、席一個一個が狭い、そして隣の席までの間隔も異常に狭い。
時間が時間だけに席は空いてきていました。
私とユミちゃんが座っている席の周りには、さすが若者の街渋谷のセンター街だけあって若い娘しかいない!高校生や大学生の女の子がキャーキャーぺちゃくちゃおしゃべりをしています。
それに対しひたすら無口な私たち・・(しゃべると疲れるからね)
命を削る戦いに向かうためエネルギー充填中
ふと前を見るとユミちゃんがこの表情。
一点を見つめて固まった!
どうしたんですかね?視線の先を見てみると…
あ!
変なおっさんがいる!
金髪に近い茶髪、ずんぐりむっくりな体型、何よりそのお帽子と服が赤いのが目立っている!顔は荒俣宏氏に似ていて、おそらく60代。
キテレツな格好をした荒俣先生をイメージしてください
わー若者率90%を超えるセンター街のファーストキッチンに変なおじさんがいるよー
そのアウター、チェッカーズのファンか何かですか?
もしかして、バーバリーの関係者の方ですか?
わかった!今日は還暦のお祝いですね?
おじさんがキテレツすぎて心のなかのツッコミが止まらない。
店内で一際目立っている荒俣氏似のおじさん。ー通称「宏おじさん」としましょう(荒俣先生すいません)ーはすごい目で店内のオナゴを物色している。
すると宏おじさんは我々の席の近くに寄ってきて、ユミちゃんのすぐ隣の席を指差しながら言った
宏おじさん「ここ、良いかな…」
ひいい!
い、嫌だ。
他にも4人席とかが空いてるのになぜユミちゃんの隣に座るんだよ!思わず嫌悪オーラが出てしまう。
我々の嫌悪オーラを察したのか「あ!」と何かに気がついた宏おじさんは怯み、離れていった。また店内を歩きながらオナゴを物色し始める。
(よかった・・)ほっとする我々。
彼はめげずに我々の隣の席に座る女の子たち(おそらく大学一年生くらい)に声をかけはじめる。
宏おじさん「ここ、空いてる?座ってもいい?」
おじさんが指差した場所は、女子大生ちゃんの隣の席。
常人であればそこにわざわざ座ろうとは思わないほど、狭いブースになっている。女子大生ちゃんもそこに荷物を置いている。
だーーー!!おじさん!そこ座っていいところじゃないよ!キツキツになっちゃうよ?
女子大生たち(以下JD)「あ、、、はい」
宏おじさん「ありがとう〜」
えー!
嫌って言ったほうがいいよ!嫌って言いなよ!「人が来るんで〜」とか理由つけてさ。
ギュウギュウと女の子の隣に座る宏おじさん。
わああ逃げて
JD「・・・」
宏おじさん「君たちいくつ?」
ほら!おじさん堂々とナンパし出したよ。
JD「18・・です・・」
宏おじさん「そうなんだ〜!(歓喜)大学生?」
JD「そ、そうです〜」
おじさん興奮しはじめた
10代であることを知ってあからさまに喜ぶ宏おじさん。
女子大生ちゃんたちは嫌々ながら話を聞いてあげている。
なーんていい娘なんだ君たちは!清い心を持っているんだね。明らかに下心満載のおじさんの話を聞いてあげるなんて。あたしゃ感動しちゃったよ。
観察にはベストポジションであったため、私は宏おじさんをじっと観察してみた。
彼はコーヒーを持っているが明らかに中身が入っていない。というか何時間も持ち歩いた感がある。(当日のものなのかすら不明)
おそらくこのファーストキッチンで何時間も粘り、次々と女の子に声をかけているのだろう。
何やってんねん、おじさん・・
少々あきれた様子で見ているナナコ。すぐ近くのユミちゃんはおじさんのあまりの興奮っぷりに震えている。
ユミ「ナナちゃん。こ、怖いんだけど・・」
ナナコ「大丈夫っすよ。ただのロリコンっす」
わたくし、変態には慣れています。
私たちは宏おじさんの様子を静観していた。彼はきっと若い女の子と話すことしか楽しみがないんだな。家族がいる感じじゃなさそうだし、お金があるわけじゃなさそうだし。
私たちは海のように広い心でおじさんのナンパを見守っていた。
何か起きたら通報しよう…
しかし、宏おじさんが恋愛観を語りだすとその海のように広い心はあっけなく崩れ去った。
宏おじさん「2人はどういう男の人が好き?」
JD「えー・・」
宏おじさん「おじさんはね、若〜い子が好きなんだ^ ^30歳以上とかダメダメ!若くないとダメなんだよね」
!!
JD「そ、そうなんですか〜」
ユミ&ナナコ「・・・(カチーン)」
そうかいそうかい。若くないとダメかい。30歳以上はダメかい。
さっき我々の隣に座ろうと思ってやめたのは、私たちの嫌悪オーラが届いたわけじゃなく、私たちが30代だって気がついたからかしら?!
素手でくるみ割れる
・・・
このロリコン野郎!未成年淫行罪で捕まっちまえー!!
海のように広い心が急に水たまりレベルに狭くなった瞬間でした。
店を出るとき、店員さんに「未成年をナンパしてるオヤジがいるから警察呼んでくれ」って通報したのは言うまでもない。
<本日の学び>
宏おじさんに会いたい人はセンター街のファーストキッチンに行ってみよう!(多分います)