婚活パーティーで出会ったメガバンクのオトコ
こんばんは。最近周りがめでたいこと続きのナナムラナナコ、独身30代です。
つい先日、親友が第二子出産をいたしました!ヒューヒューおめでとう!
彼女がこんなことを報告してきた。
友「ナナちゃんのために『陣痛富士山』描いたよ!」
とのこと。
※陣痛富士山とは
陣痛中の妊婦さんに富士山の絵を描いてもらうと子宝に恵まれるというジンクス
とてもありがたい。これで私も子宝に恵まれて待望の赤ちゃんが・・
ってオイ!
ホワーイジャパニーズピーポー!!子宝ノマエニ相手サガシダロー!!!
という厚切りジェイソンの声が聞こえてきそうですが。。
でもすごく嬉しかったです。
来い!相手よ!私は授かる気満々だぞ(怖い)
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今日は、みんなが大好きメガバンク男の話です。
大しておもしろい内容ではありませんが、こんな人がいたよーというご報告まで。
私は一時期「婚活パーティー」によく参加しておりました。
何社かのパーティーを試してみた結果、自分には「PARTY PARTY(パーティーパーティー」が一番合うなと思ったんです。
ここのパーティーの特徴は
- 都内の複数会場でほぼ毎日開催されている
- 「年齢」「趣味」「職業」などを絞ったパーティーを開催している
- 一度に出会う人数が少なくて済む『お見合いパーティー』もある
- 「1年以内に結婚したい!」など気持ちの高まっている人だけの会もある
ということで、
私は前に行った◯クシオのような数十人規模のパーティーはもう疲れて無理だなーと思っていたため(てかそもそもあそこは運営がアカン!)
※興味のある方はこちら↓
少人数のパーティーで、しかも年齢や職業などの条件が絞れるのは非常にありがたかったのです。
天国である
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その日はパーティーパーティー主催
『28〜33歳限定、男性は大企業限定個室お見合いパーティー』
みたいな名前の会だったと思う。
個室お見合いは、計6〜7人の男性が自分のいる半個室に入ってきて、5〜10分ずつ話をする。制限時間は会によってマチマチ。
半個室のブースは「就活の面接」または「会社・学校の健康診断」を思い出していただけると。(トキメキ皆無!)
こんな感じね
個室なので女性陣はお互いを見ることができないのですが、会場に入るときにチラっと見た人は「ザ・婚活」という感じの気合いが入った格好だったかな・・
半個室の中で男性を待つナナコ。
男性A「こんにちはー」
ナナコ「こんにちは(うっ)」
うっ
「うっ」と思っても会話はせねばなりません。
個室で隣に座ってお話しします。
座る席がカウンターのようになっているのは、向かい合うよりも心の距離が縮まるという運営側の粋な計らいでしょうか。
真隣かつ至近距離で初対面の方とお話するのはなかなかつらいものですが、それでも対面で見つめ合うより随分話しやすいものです。
まあ実際には「うっ」となるのは少数で、大多数が普通の男性でした。
ご安心を。
男性7人と立て続けにお話したのですが、その時は残念ながら「この人いいなー!」と思える男性は特にいなかった。(すいません)
最後に婚活パーティー恒例の「カップルになりたい相手の番号を紙に書いて提出」のお時間がやってまいりました。
《ちょっとでもまた会ってもいいなと思える人がいたら、番号を書いてください。できれば3人全て番号を書いて埋めてください》
という旨の案内が運営からあったので、かろうじて話が噛み合ったアキヒロさん(仮名)という方の番号を記入。
※婚活パーティーではカップリング成立率をあげるために「ギリ連絡先教え合ってもいいかな〜」くらいの人も番号を記入することを推奨されます。婚活師のみなさんはぜひ従いましょう。
こんな感じの紙
すると、幸運にも私が番号を書いたアキヒロさんとカップル成立したのでした。
アキヒロさんは金融系の会社に勤める29歳、背が高く線が細い感じの方でございました。
風邪引きやすそうな感じの外見
婚活パーティーで初対面×7人との面接を経ていたためかなり疲れていた私。カップル成立したものの、連絡先を交換したら今日はもう帰りたかった。
しかしアキヒロさんは
アキヒロ「どこかでもう少しお話しませんか?」
・・誘われたら行くしかない。
ということで近くにあったプロントへ入ります。
お見合いパーティー中は10分くらいしか話せなかったので、プロントではお互いの自己紹介を改めてしたり、出身地や趣味・家族なんかの話をいたしました。
彼が『金融系の会社』に勤めていると言っていたので「銀行ですか?保険とかですか?」と聞くと
アキヒロ「あ、僕◯◯銀行なんです。」
某メガバンクの名前を言った。そうですか。
イヤな思い出が蘇る。あのマフラー野郎※もメガバンクだったなと。
※あのマフラー野郎(参考記事)
それにしてもこの人別に見た目も悪くないし、若いし、モテなさそうには見えないけどなぜ婚活パーティーに?
疑問に思ったので聞いてみた。
ナナコ「なんでパーティーに出ようと思ったんですか?合コンとかで出会いが多そうですけど」
メガバンクと言ったら婚活界においてはかなり人気の職種。
合コンでも開けば丸の内OLあたりが群がるだろうに。
アキヒロ「うーん、合コン面倒になっちゃったんですよね。てっとり早く結婚したいから」
ナナコ「え、てっとり早く?29歳っておっしゃってましたよね、まだ焦らなくて良いんじゃないですか?」
私がメガバンクの男だったら少なくとも30過ぎまでは遊ぶけどなあ〜。
合コン行ったりクラブ行ったりコリドー街でナンパしたりして。
ナナムラナナオ。ジゴロです。
想像しただけで楽しそうだ!男に生まれたかったぜ。
アキヒロ「まだ29歳、ではなくもう29歳ですよ。」
ナナコ「えー」
アキヒロ「だって俺50代で出向するから多分。それまでに子供を成人させたいなって思ったらもう今なんですよね。結婚」
言い切った。
そう言ってアキヒロさんはそこにあるナプキンに書き書き。
私のグラフ作成能力の限界です
つまりこういうこと。
29歳:結婚
30歳:第一子誕生
32歳:第二子誕生
〜〜働く〜〜
52歳:第二子が成人
53歳:関連会社へ出向予定
さすがにグラフ書いてくれなくてもわかるわい!
す、、すばらしい逆算ですね。
ナナコ「へーみんな50代で出向するんですか?」
アキヒロ「みんなじゃないけど、役職につかなかった場合は出向ですね。役職につける人は少数だからな〜。出向すると給料が落ちるからやっぱりそれまでに片付けないとね」
ほうほう。そういう人生計画と。
私は思った。
この人29歳にして今後の人生全部計画済みなんだろうか。老後の計画まで立ててるんだろうか。
なんか計画の途中で他にやりたいこととか出てこないんだろうか。
行き当たりばったりで生きてきた私は、彼の堅実すぎる様子を見て若干心配になってしまった。
カフェで1時間ほどお茶したあと、アキヒロさんは言った。
アキヒロ「ナナコさん、この辺りにずっと行ってみたかったレストランがあるんですけど、このあといきませんか?」
ナナコ「え・・」
婚活パーティー&アキヒロさんの人生計画を聞き完全に疲れきってしまったのでもう帰りたいのだが。
アキヒロ「とても有名なレストランなんですよー、ほら」
食べログを見せてきた。どうやらどうしても行きたいらしい。
…悩んだが飯の付き合いだけは良い私。
断る理由はありません!一緒にレストランに向かいました。
レストランに来た私たち。
気になっていたお店に来られて上機嫌のアキヒロさん。よかったね。
その後もお料理に舌鼓をうちながらアキヒロさんとお話をしていました。
アキヒロさんの人生計画の話はここにきてさらにヒートアップ。
先ほどの「52歳で第二子成人→出向計画」の他にも細かな計画が出てくる出てくる。
アキヒロ「付き合ったら6ヶ月目でこういうとこに行って、その後両親に挨拶して結納、10ヶ月目で籍入れるのが理想かな」
ナナコ「へー!(早い!)」
そうです。彼は焦っているのです。
アキヒロ「結婚式は◯◯でこういう時期に挙げるといいと思うんだよね。それが一番コスパ良いと思う」
ナナコ「…(コスパですか)」
アキヒロ「家はどこどこで、一軒家ではなくマンションがいいな。なぜなら・・」
ナナコ「(住む場所も決めてるんかい!)」
ファイナンシャルプランナーアキヒロ
おおおおお…
これは、苦しい。
銀行の人は堅実で計画性があって細かいって聞いてたけど、そんなに人生計画ってするもの?
そしてお金の計算が好きなようだ。私が無頓着なだけ?(ええ無頓着ですとも)さすが日頃からお仕事で計算しているだけあって細かい!そして調べ方が半端じゃない!
これがメガバンク・・ ※半ば偏見
たしかに、すばらしい技能だと思うんですけど。
心のなかで計算するのは良いとして、それを初対面の婚活パーティーで出会った女にするのはどうかと思うよ!
アキヒロさんは彼の人生計画に組み込まれてくれる人を探しているんだなと感じずにはいられなかった。
逆に、そういう男性を探している女性であればこれ以上ない良い出会いだったと思う。
彼の計画をずっと聞いていたのですが、なかなか自分の人生計画を聞いてくれる相手はいないのでしょう。
「もう一杯飲んでいいですか?」と言いながらどんどんビールを注文するファイナンシャルプランナー。
上機嫌でガンガン飲んで、ビールのグラスを空けていきます。
おいおい飲み過ぎだよ・・
さて、話は2時間ほど聞き(苦行でした!)お会計の時間になりました。
酔っ払ったアキヒロさんの目の前に伝票が渡されます。
10240円
私にははっきりそう見えました。
こういうときの私は日本来日時のサンコンさん並みの視力が出ます。
するとアキヒロさんは一言。
アキヒロ「ナナコちゃん、5120円ね」
ナナコ「・・・」
わたくしこの時、初めての経験をしました。
10円単位のきっちり割り勘です。
酔っ払っても数字の計算は早いのですね。。
とにもかくにも計画と計算のできる男であった。
そんなにキッチリしてるとモテないぞ!!
<本日の学び>
人生計画を細かく立てていたとしても初対面の相手に話すのはやめましょう。引かれます。
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