婚活師ナナムラの一番長い日《前編》
ジークジオン!!
こんばんは、最近花粉症の薬を飲んでいるせいで常にラリっている状態のナナムラナナコです。
えへへへ・・
デート中に鼻水垂れて引かれたことがあります
今日は、私が激しく婚活に勤しんでいた時期のお話。
私は合コンやらネット婚活やらパーティーやらで、たくさんの男性と会ってきました。最近こそ落ち着いてきてはいますが、一時はスケジュールを入れすぎて頭がおかしくなりそうな状態でした。
今回はかなり詰め込んだときの1日を思い返してみます。
題して『婚活師ナナムラの一番長い日』
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その週はなぜかいつもにも増してやる気がありまして
水曜:ペアーズで1名とお食事
金曜:合コン
土曜:オミアイで1名とお食事
というなかなかのスケジュールをこなしていました。
カレンダーですよー
水曜は銀座で飲み、金曜の合コンは新宿、土曜は神楽坂だったと思います。さらにこの合間合間にも友人と飲みに行ったりしてまして(馬鹿)
毎日『ちょっと良いお店』で飲み食いしているため常に腹部膨満感に見舞われ、尿酸値の上昇によって今にも痛風になりそうな感じです。
土曜までのスケジュールをこなしてもう疲れきっているのに、日曜日はトドメに
日曜:
お昼→36歳外資系にお勤めの方
午後からお茶→33歳SEの方
夜→28歳保険会社にお勤めの方
という1日で3人会うコンボスケジュールを組んでしまった。
就職活動か!
自分の体力気力を過信した結果であります。
馬鹿だ。ぼくは、馬鹿だ。
精神的に向上心のないものは馬鹿だ。©こころ
金曜の合コンで飲んだ酒が抜けきらないうちに、土曜のデートでまたまた酒を飲み。
日曜は早よから面接と。
ヨボヨボ
どんな苦行なんだと思ったのですが、やっぱ出会いは水モノだと思うんで(自己正当化)頑張って日曜の面接3連チャンをこなすことに!
1日に3人と会うとなるとなかなかスケジュール管理が大変です。
会って15分で「ハイ終了〜」なんてことにはならないし、電車が多数走っている都内と言えども移動に時間がかかりますからね。
そして夕方あたりにはもう顔があかん感じになるから、顔を直す時間も必要です。
そういったメンテナンス時間を考慮して移動しやすいところを指定させてもらうしかない。
集合場所はとにかく近い駅に密集させることにいたしました。
昼に会う人が「代官山の定食屋に行きたい」と言ってきたため、そこから時間配分も考え以下のスケジュールに決定。
・お昼:代官山 11:30〜14:00
・お茶:中目黒 15:00〜17:00
・夜:渋谷 18:30〜21:00
同じ駅にすると次の予定、または前の予定の方とうっかり会ってしまう可能性があるので一応気を遣って東横沿線リレーに相成りました。
こういうこと
1人につき2時間ほどの時間を確保しておきます(実際にはもっと短いときもあるけどバッファを持たせて・・)。
さて、当日。
朝起きて鏡を見たら、連日の深酒で顔のむくみが尋常じゃない。
顔面の様子がおかしい
目が、目が!!テリーマンみたいになってるじゃないか!
この人昔キン肉マン見てた時はかっこいいと思ってたけど、今見るとヤバイな
仕方ない。歩いてりゃ治るだろ。
万能薬「リポビタンD」を飲んでいざ出発!
《1人目》お昼:代官山
代官山でランチ時間のちょっと前(11時半)に待ち合わせしたのは外資系IT企業に勤める米川さん。36歳。
彼は外資系企業に勤めるグローバルな印象の方で、すごく良い人だったのですが事前のやりとりのうちから一点気になっていたことが。
それは『英語混じりでしゃべる』こと。
英語と言っても、意識高い(系)の方が使う
「早急にエビデンスを用意してコンセンサスとってコミットさせないと」
とか
「そのスキームにベネフィットは感じるんだけどリソースが足りなくて・・」
とかそういう単語ではありません。そういうのはまあ気になるけど大丈夫なんです。(会社で嫌というほど聞いている)
そうではなく、普通の言葉がもう英語まじりなんですよね。
米川さんからのメール例↓
「今日はso coldだね。lunchはenjoyしよう!」
「it's Amasingだね〜」
イメージ
・・・
会う前から米川さんのことを裏で『ルー米川』と呼んでいたのは言うまでもありません。
藪からスティック
しかし、米川さんは会ってみるとメールとは打って変わって普通の日本語をしゃべる人でした。「今日は寒いですね〜」みたいなね。
てっきり
「今日はランチをトゥゲザーできてソーハッピーだったよ」
「ソルトをギブミーお願い」
とか言われると思っていたのでホッとしたものの拍子抜け。
なぜメールだけ英語が混じるのかは。。謎です。
《2人目》お茶:中目黒
15時。
私は代官山の駅前でイケメンSEの哲太さんと待ち合わせをしておりました。
はい。そうなんですイケメンなんです。
哲太さんはプロフィール写真がイケメンだったんですよ。真顔のアップを載せてしまうという器用じゃない感じがまた気に入りました。
目がうつろ・・
ただ、メール交換をしてみるととても控えめというか、自信がないというか。
哲太「僕は本当〜にモテないので。期待しないでくださいね。」
哲太「ナナコさんのような快活そうな方と会うのは少々緊張しますね^^;」
・・そこまで自信ないか?と思ったんですが個人的には謙虚な男性は好きなので、会ってみることにしました。
ただあまりに「モテない」を連呼する様子と、私と同じ大学卒であるということに一抹の不安を感じたためランチではなく「お茶」にしました。
私の出身大学は地味すぎる感じの男性が多い※ナナコ調べ
お茶の良いところは、万が一その人が『すごーく微妙』だったときにサッと終了できるところ。さすがに会った瞬間に終了とかはないですが。ランチだと少なくとも1〜2時間、ディナーだと2〜3時間かかりますからね。
よって嫌な予感を感じたときは「最初ですし、お茶にしませんかー?」と言ってご飯を避けています。
今回の嫌な予感は当たるのか当たらないのか・・
さて、中目黒の改札前で待ちあわせです。
ナナコ「(お、、あそこにいるのはイケメン哲太さんではないか?)」
私は顔の識別能力が高いので、写真と実物が結構違かったとしても大抵間違えるとこはありません。哲太さんは写真と同じ顔(イケメン!)でした。
向こうはこちらに気が付く気配なし。
私はずんずん哲太さんに近づいていき、この連続面接というストレスフルな修行で培った『初対面臆さないスキル』を発動。
すいませんすいません
元気に笑顔でご挨拶です。
ナナコ「哲太さんですか?ナナコです!」
哲太「!」
リアクション大きめにびっくりする哲太さん。
もはやホラー
あ・・
やばい。
これはやばい。
哲太「こ、こんにちわああ・・」
不自然にブラブラ動く手
やばいぞやばいぞ!
動きが誰かに似ていました。
わかったぞこれはアレですね。アンガールズの田中さんだ。
アンガ田中にそっくりな動きによって、哲太さんのイケメンぷりが見事にかき消されてしまっている。
なんて残念なんだ!!なんだか感じていた「嫌な予感」は当たってしまったー!
哲太「ど、どこにいきましょうかぁぁ」
モジモジ
ナナコ「え、えーと、、そのあたりのカフェ入りましょうか・・」
早く店に入って座らせてあげないと、この人倒れちゃうわ!
さすが日曜の中目黒。空いているカフェが見つかりません。男性に任せず予約してこればよかった。
我々は10分ほど歩き回り、哲太さんがふと立ち止まる。
哲太「こ、ここ、空いてそうですよ」
ナナコ「!」
そこはドトールコーヒーショップ。
なぜおしゃれシティ中目黒まで来てドトールで男性とお茶せねばならんのか。
悲しいけど、確かに席が2席だけ空いているドトールに入る。
ドトールは大混雑!人がひしめき合う店内で私たちはお茶を飲み始めました。
哲太「いやあ初めて会うのは緊張しますねぇ・・ナ、ナナコさんが良い人でよかったですぅ」
ナナコ「ありがとうございます」
哲太「じょ、女性と話すのも久しぶりなので・・緊張しますぅ」
周りは集合時間を待っているカップルの片割れか、おじさんのみ。周りの人は我々をジロジロ見ている。
哲太「プ、プロフィールを拝見したんですけど、ナナコさんは音楽鑑賞がご趣味なんですか?」
ナナコ「はい、そうですよ〜。哲太さんもバイオリンやってらっしゃったんですよね?」
哲太「そうなんですよぉー趣味が同じ方と出会えてよかったですぅ〜」
私たちの会話は、明らかにネット婚活で今初めて会った2人であることがバレバレである。おじさんや若い女の子にめちゃめちゃ見られてる!
見られてるよ見られてるよ
は、は、恥ずかしい!
結局ドトールでみなさんにジロジロ見られながら、緊張でしどろもどろ状態の哲太さんと1時間お話しました。
もちろんロマンスは生まれませんでした。
さあ、1日3人の連続面接。次で最後です!
<後編に続く>
《本日の学び》
写真やメールと会った感じは全っ然ちがう。過度な期待は禁物ですよ!