バーで出会った運命を感じるオトコ
こんにちはー、ナナムラナナコです!
珍しく昼更新でございます。
あまり「婚活オトコ百科」向きのネタがまとまっておらず、noteのほうばっかり書いていました。メンゴメンゴ。
向こうはこういう悪趣味な感じのエントリーです↓ご興味があれば〜
「婚活オトコ百科」はこれまで5年以上婚活してきて溜めに溜めた、思い出に残った男性の話をネタにしているのですが、
昨年末にブログを始めてから70記事以上書いてきているので、もうストックが切れつつあります。
・・というか出会うスピードが全然追いつかない!
いや、思い出せばまだあるはずだ・・思い出せ、あの合コン週3週4の日々を・・
私のブログを読んでくださっているみなさんから
「ナナムラさんは出会う人出会う人変な奴ばっかりなんですね。どうやって引き寄せてるんですかね?」
と、よく同情コメントが届くのですが、そんなことはないんです。
ネタになるくらいの愉快な男性や出来事は10〜20人程出会って1回くらいしかありません。
他はネタにならないような「ただの楽しいデート・お食事・合コン」です。
しかも長々と婚活やってると、いざ恋活アプリでマッチングして会うことになっても事前に「この人不審人物な気がする・・」というのに気が付けるようになり、
変わった人との出会いを自然に回避できてしまっているという状況・・
ネタ的には自らヤバそうな人と会ってみればいいのかな?(やめれ)
ということで、他に「こういう内容も読んでみたい」というのがあれば読者の皆様ぜひ教えてください!
一例:
- 「私、どういう婚活したら良いですかね?」「俺、どうやったらモテますかね?」といった相談(私に相談したい人がいるのか疑問)
- 「この婚活パーティーに潜入してほしい」というおすすめ婚活への潜入取材
- 「アイドルに夢中なウチの彼どう思います?」など聞いてみたい話
などなど何でもOKでーす。Twitterかメールでリクエストプリーズ!!
さて、今回は友人が出会った「運命の出会い」を取り上げます。
どうぞ!
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友人「アイちゃん」からいただいたネタ。
アイちゃんは美人でおしゃれ。私は彼女の素敵なセンスが大好きである。
おしゃれさん
数年前のこと。
アイは行きつけのバーで楽しく酒を飲んでいた。
当時彼女は30代前半。酒に目がなく、仕事帰りにバーに行き呑んだくれる日々・・
楽しく酒が飲める酒豪の女性はモテる。しかし彼女はその時彼氏と別れたばかりだった。
毎週カウンターで一人飲みしては、バーのマスターと恋愛や仕事について語らっていた(若干こじらせている気が・・)。
大人のたしなみ
その時、2つ先の席に見知らぬおじさんが座った。
マスター「佐山さん、いらっしゃい」
おじさん「おお、久しぶりに来たよー」
佐山と呼ばれたおじさんはおそらく50歳前後。
どうやら以前このバーの常連だった人らしい。マスターと楽しそうに近況を話している。
見た目は佐藤B作を静かにした感じ(もはやただのおじさんじゃないか)。
お見合い大作戦
ちょくちょく通っているアイも、初めて見る顔であった。
マスター「アイさん、こちら佐山さん」
佐山「どうも」
アイ「あ、こんにちはー」
おじさんを紹介してもらい、マスターはいるものの2人で話す構図になった。
アイは相手がオッサンであろうと気さくに話せるタイプなので、佐山とお互いの仕事や住んでいるところなど色々と話をした。
楽しそうなB作
食の好みが似ているのか、他にも行きつけのレストランが同じだったりしてそこそこ話が盛り上がった。
佐山がお手洗いに立ったとき、マスターがそっとアイに耳打ちする。
マスター「アイさん、佐山さんって実はバツイチの独身ですよ〜。どうですか?笑」
アイ「あはは!そうなんだ。でもナイですよーさすがに年が離れすぎかな〜」
マスター「ですよね 笑」
20も年を離れている相手とは、アイは恋愛できそうになかった(どちらかというとアイちゃんは若い男が好き!)。
ただ、佐山は都内の飲食店にかなり詳しい美食家だったため、またバーで出会ったらオススメのお店を教えてもらおうと思っていた。
お手洗いから戻ってきた佐山。
佐山「おっ、俺がいない間何話してたんだー?俺の話かー?」
勘ぐり方がおっさんくさい。
でも当たってるよ、君の話をしていたんだよ。
アイ「何も話してませんよ〜 笑」
戻ってきた佐山とマスターと、またまた飲みながらしゃべっていた。
何よりお酒を何杯かご馳走になり、アイは上機嫌である。
さすがバブル世代!バンバン奢ってくれる。気風が良いですなあ〜。
この絵の必要性なかったな
じきに時間は23時半を過ぎ、酔っ払った佐山は終電のため帰ると言いだした。
佐山「じゃあ、久々に来られてよかったよ〜!アイちゃん、また飲もうなー」
アイ「はーい!お気をつけて〜」
マスター「おやすみなさーい」
アイは家が近いのでまだ終電の時間は大丈夫、ちびちびと焼酎を傾けていた。
佐山が帰ってから15分経過。
さすがに酔いが回ってきたため、そろそろ帰ろうかと準備を始めた。
アイ「お会計お願いしまーす」
マスター「はい」
ガラッ
そのとき、バーの扉が勢いよく開いた。
マスター「いらっしゃいま・・」
アイ「あ・・・」
そこに立っていたのは、佐山だった。
紛れもなく、先ほど帰った佐藤B作みたいな顔の佐山であった。
一瞬沈黙する店内。
マスター「あれ、佐山さん何かお忘れ物ですか?」
おっさんはこれだから・・と思いながら、アイは依然帰る身支度をしていた。
佐山「うん・・・」
すると、佐山はマスターのほうを一瞥もせず、アイに向かってずんずん歩いてきた。
さっきまでのほろ酔いヘラヘラ顔と違い、真顔だった。
どうしたB作!
アイ「あ、どうしたんですかー?帰ったんじゃなかったんですかー?」
優しく声をかけてあげる。
すると、佐山はアイのほろ酔い気分を一気に吹き飛ばすようなことを言った。
佐山「アイさん、僕」
アイ「?」
佐山「この出会いは運命だと思うんだ・・!!」
UNMEI!!
アイ「・・・」
マスター「・・・」
固まる2人。
うんめい・・
ど、どうした佐山よ、酔っているのか?
冗談を言っているのではないか?
しかし佐山は見た感じもう酔っていない。至って真面目である。
冗談ではなさそうだった。
佐山「だから、、今日は帰らない。」
KAERANAI★
・・・
え?
運 命 ?
だから
帰 ら な い ?
何を言ってるんだろうか、このおじさん。
偶然バーで隣り合って会話して、自分が気に入って食の好みが合ったというだけで「運命」だと?ディスティニーだと?ディスティニーズチャイルドだと?
ドリーマーにもほどがあんぞオイ。
アイ「あ、あはは・・何冗談言ってんですか〜」
マスター「あははは」
佐山「・・・(真顔)」
こりゃまずい。
というか、申し訳ないけど気持ち悪い。
てか「帰らない」ってさ。。恋する乙女じゃないんだから!自分で帰ってくれよ!
この状況にドン引きしたアイちゃんだが、すぐに理解した。
これが、、、バブル世代なのだと。
石田純一なのだと(見た目は佐藤B作だが)。
まさに「運命に、似た恋」
「運命の人なんで・・」
※斎藤工が原田知世に壁ドン。このドラマ、大好きな佐藤オオキ氏がデザイン協力されているため見ているが、台詞回しが圧倒的に90年代。圧巻の90年代である。むしろそこがグッときます。
さて、話を戻すがもちろんアイちゃんは佐山氏とは何も起こらず。
佐山が連絡先を教えてくれとせがむので、Facebookで友達になってその場は終わった。
〜〜〜〜〜〜〜
後日談。
それから数年の月日が経った。
今も、佐山はアイちゃんのFacebookの投稿に「いいね!」のコメントを付け続ける。
時にはアップされた写真に「かわいいね、惚れ直しました(笑)」などの謎のコメントを残し、
そして恥ずかしくなったのかそれを消したりと、奇々怪怪な行動を取る日々。
もちろんアイちゃんはこれまで一度も佐山とは2人で会っていない。
これが、運命を感じたオトコの話である。
《本日の学び》
いくら一瞬で運命を感じても、相手にそれを伝えるのは遠慮しましょう。
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