外資系コンサルのオトコと6人の婚活戦士〜前編〜
こんばんは!ナナムラナナコです。
最近寝ても寝ても眠い、30代独身ロンリー女です。
この眠気の原因がずっとわからなかったのですが、どうやら夜中、隙間風による寒さで何度か目が覚めているせいだということが判明しました。
外か!
私の家は外か!
びんぼっちゃまくんの家か!
おちぶれてすまん!
こんな時、白鵬のような男性が側に居てくれれば・・横綱のような男性と一緒に鍋を囲んで温まりたい。
もはや隙間風とかそういう話ではなく、気持ちの問題か。
と身も心も寒い話をしたところで
今回は、外資系コンサルの方々と合コンした話をします!
どうぞ〜
========
私が本腰を入れて合コンに行きだした、婚活初心者だった頃のお話。
その日は、よく合コンを開いている女友達が声をかけてくれて参加した会だった。
聞くとお相手は某外資系一流コンサルティングファームの方々というではないか!
〜〜〜〜〜〜〜
いきなり話は逸れるが、
東京で婚活していると「俺、コンサルやってます」という男性と出会うことがいかに多いことか!
婚活中の女性の皆さんはみんな心当たりがあると思う。
どうやらコンサルティングファームにお勤めの方々の間では、恋活アプリがとても流行っているらしい。
婚活・恋活アプリやサイトで出会う人が、あっちもコンサルこっちもコンサルってな具合。
お前もか・・
振り向けばコンサル。
犬も歩けばコンサルに当たる。
風が吹けばコンサルが儲かる。
なんていうことわざが生まれそうな勢い。
もちろん私のこれまでの記事にも、たくさん登場している。
↓過去のコンサルオトコが登場した記事はこちらー!(ひどいやつばっかり)
「コンサル勤め=仕事できそう=カコイイ!=抱いて!」
って思う女性はもしかすると多いのかもしれない。
光沢のある布でできたスーツ
しかし「コンサルティングファーム」と言ってもいろいろなタイプの会社があるし、さまざまな人がいる。
それこそホラッチョ的な人もいるんだよということを知ってもらいたい。
描きたかっただけ
ホラッチョじゃなくても、度を超えた遊び人だっているんだからな!
実際、一流コンサル様であるボスト◯コンサルティングやアクセ◯チュア勤務の人に聞いてみたところ口を揃えて
「婚活アプリで遊びまくってる奴周りにたくさんいるよー!」
「アプリで出会った女口説くの超楽勝、って言ってたよー!」
と言っていたので間違いない。ひいい・・
純情婚活師のみなさんは、ナンパ野郎にはつかまらないようにね。
〜〜〜〜〜〜〜〜
さて、ババアのクソバイスはさておき、
当時の私はまだまだ純情だったため、”外資系コンサル◯◯の人たちとの合コン”に誘わたときは単純に「わー、有名な◯◯の人だー!」と喜んでいた。
あまりそういう業界の人と関わったことがなかったため、若干緊張したのを覚えている。
合コン当日。某駅、金曜の夜。
華金の街はチャラついていて、欲望渦巻く浮かれたカップルや合コンに向かう男女や、ナンパ野郎が、目をギラギラさせて闊歩している。
いつからトーキョーはこんなふしだらな街になったのか。
若い頃友人に連れられて行った六本木のクラブで繰り広げられていた、血湧き肉躍る響宴がそこらここらで開かれていた。
昔からこうだったのだろうか?
バブルの頃はもっとすごかったのだろうか。。
しっかり定時で会社を上がり、その街に着いたのは夜19時。
前情報によると「ちゃんとした合コンだ」ということだったので(この世には「飲み会」という名の軽い合コンと「合コン」という名のちゃんとした合コンが存在するのだよ!)
私はシフォンブラウスにAラインスカート、髪の毛はハーフアップという合コン時の正装に身を包んでいた。
スカートがスカスカする
この服は、婚活の先輩である「バニ美」先生が一緒に選んでくれた服だった。
バニ美に選んでもらったスカートは、その後もかなり活躍した。
婚活女子のみんなには、恋愛戦闘能力が高い女性に戦闘服を選んでもらうことを推奨したい。
やはり自分が思う『可愛い』より、戦闘能力53万の女が思う『可愛い』のほうが間違いがないからだ。
自分が思う『可愛い』ってもはやただその服が『雑貨として好み』または『インテリアとして好み』という次元だったりするので、モテ子から見て満点!という格好を一着は持っておくと良いと思う。
そしてできたら全身、持ち物や化粧に至るまでアドバイスしてもらってみてほしい。
「服装や髪型や化粧なんかが、こんなに相手の印象に影響するんだ!」
ということがわかるはずだ。
しかもその合コンの日は、当時同じ職場だったバニ美が化粧直しをしてくれるという、私が極めて「モテに近づいた」日であった。
しかし、化粧をほどこされても先生に近づけている気がしないのはなぜ・・
元が全然違う、というツッコミはさておき
さて、戦闘服に着込んだナナムラはブラブラと暇を持て余していた。
この合コン驚くことに
なんと開始時間は21時半だという。
遅い。遅すぎる。
大体私の経験上、合コン開始時刻は19時台。遅くとも20時台である。
21時半ってもう一次会が終わって二次会に行くかどうかグダグダするところじゃないの?
内心「どうなってるんだ!!」と不審に思ったのだが、
激務で有名なコンサルティングファームの方々であれば仕方ないのかなと自分を納得させることにして、ひとまずMATSUYAで腹ごしらえをして待っていた(やめなさい)。
その後ベンチに座り、チャラつく人々やカップルをハイエナのような目で追うナナムラ。大好きな人間観察開始である。
こうしていれば、数時間の待ち時間なんてあっという間さ!
〜2時間経過〜
会場は駅にほど近い、おしゃれ個室居酒屋であった。
この店がよく合コンで使われる店だということを知ったのは後のことである。結局4〜5回は行っている。
21時半ぴったりに着くと、すでに女性5名と男性幹事1名が到着していた。
友人「あ、ナナムラちゃーん!おつかれえ〜」
ナナムラ「こ、こんばんは〜(この人数は6:6ということかな?)」
女性陣「よろしく〜」
ハーレム状態
女性陣はみんな都会的で可愛かったので、田舎もののナナムラにはかなり場違いな気がした。誘っていただいて感謝。
とりあえず座るよう促された席へ。
男女男女で座れるように計算された配置であった。
席についてみんなを見回すと、何か違和感があった。
なんだろう・・
男性陣がいないのは違和感だけど、それ以外に何か・・
あ!!
その時、私は気づいてしまった。
よく見ると女性陣は全員が
- シフォンで明るい色のブラウス
- Aラインスカート
- 巻き髪(ナナムラは巻き髪できてましぇーん)
という全身婚活用武装だったのだ!!
見よ!俺たちは誇り高き戦闘民族だああーー!!
か、、かぶってるーーー!!
かぶりまくってるー!!
カブリマクリスティー!!(90年代オヤジギャグ)
6人の女はびっくりするほど同じような服を着て、同じような髪型だった。顔面は可愛い子もいれば顔色の悪いのも(私だ!)いたが。
全員揃うともはやこれがユニフォームなのかと思える事態。
例に洩れず私も戦闘民族に古くから伝わる伝統の婚活戦闘服で参加してしまった。
全員そっくりじゃないか。
わああ恥ずかしい・・
相手の男性がこちらを判別できるのかは絶望的だ。
一人も「メガネは絶対はずさないわ!」「私は黒しか着ないわ!」などのエッジの効いたおしゃれを楽しむ女性はいなかった。
恥ずかしいが、開き直って楽しむしかない。
さて、同じ服着た婚活戦士が6名揃ったのだが、男性は幹事1名のみ。
男性幹事「えーと、みんな仕事で遅れちゃってて・・」
女性陣「・・・」
え?21時半なのに?という女性陣の雰囲気が漂う。
女性幹事に至っては初っ端から少しイライラしている(そりゃそうだ)。
ま、多忙なんだろうね。
なんたってコンサルだから。
私はそう思うことで、この合コンとは思えないハーレム状態を受け入れようとしていた。
男性幹事「とりあえず、始めちゃいますか!すいませーーん注文良いですかー?」
慣れたテンションで店員さんを呼ぶ男性幹事。
こうして、ハーレム合コンはスタートした。
男性幹事「飲もう飲もう!カンパーイ!」
女性陣「カンパーイ!!」
21時半スタートのため、少々巻きの進行である。
飲み物がついたらすぐ飲む!食べ物が来たらすぐ食べる!
男性幹事「じゃ、自己紹介しちゃおうか」
乾杯してすぐ、自己紹介タイム。スピード感あるわー!
男性幹事「おれ、小山です。◯◯で働いています。今日来る人は全員◯◯の同僚。はい、じゃあみなさん。」
すぐに女性に自己紹介を振った。
女性A「ミサキです。ってみんな知り合いだわ(笑)幹事で〜す。」
女性B「祥子です。よろしくおねがいします。」
女性C「一ノ瀬です。ミサキと同じ会社です。」
女性D「村井です。村井ユカです。ミサキと祥子と同じ大学でした。」
女性E「私はユカに誘われて〜、あ、マホです!」
ナナムラ「ナナムラナナコです・・ミサキさんとは飲み友達で・・」
・・・
こんなの覚えられるわけがない。
「巻き」でやっているため、名前と幹事とのつながりを言うくらいの最短で自己紹介を終わらせた結果、自分達でも意味不明になってしまった。
自己紹介は趣味や出身地やニックネームなどある程度その人のことを探っていかないと覚えられないということがよくわかった。
相手のことが覚えられないと、その後の会の盛り上がりにも影響する。
今のところ、誰が誰の友達で同僚だかわからんし、名前も全然わからん。
というかみんな同じ服だしもう全然見分けがつかん。
男性幹事「・・・覚えらんねー!!」
非常に同感である。
他のメンバーが来たら、また人を混乱させる自己紹介を一から繰り返すのであろうか。
こうして幹事一名とお揃いユニフォームに身を包んだ6人の婚活戦士は他のコンサル男性の到着を待つのであった。
>続く
《本日の学び》
鉄板の婚活戦闘服を着てガチ合コンに行くと、全員同じ服になることがある
↓似たような話だがこちらもおすすめです