グレーゾーンなオトコと白黒はっきりしたいオンナ〜後編〜
こんにちは、あなたの街の婚活師ナナムラナナコです。
最近は婚活ブログであることを忘れそうになるような記事ばかり書いておりますが、私はれっきとした☆絶賛活動中☆の独女でございます。
先週も合コンに行ったり、アプリで出会った男性とデートしましたよ!!
え?お前の活動状況には興味がないって?
何でそんなことをわざわざ言っているのかというと、最近疑われるんですよね。
「こいつネタで婚活してんじゃねーの?」と。
心無いご意見をたまにいただくんですよ、特に男性に!
おい。
ネタでこんなに活動できるわけねえだろ!!
疲れるんだよ知らない男性と会うのは!
こちとら人見知りなのを我慢して会ってるんだよおおおぉ!!
心がすり減っていってるんだよぉぉおお!!
失礼なことばっかり言ってると髪の毛が自然に抜ける黒魔術かけるぞこんにゃろぉぉぉ!
こちとら東京BABYLONE読んで呪詛の勉強したんだからな!!
30代厨二女の心のバイブル
・・すみません、キレてしまいました。
バレンタインデーが近づいているため、平静さを失っているのかもしれません。
15日の夜にカルディで安くなったチョコを買い込んで食べ比べ大会をやるのが今年も楽しみです(良い子のみんなは真似しないでね。孤独で死にたくなりますよ)。
さて、思いの外前回のアルプス系記事が人気になってしまいビビっております。
アルプスとか言って濁していますが要は彼氏のEDに悩んでいる話ですね。
ETじゃないですからね。
「ET、オウチデンワ」ではなく「ED、ウエノクリニックデンワ」ですよ。
しかし前回の記事、ハイジ関連の方々だけでなくもはやアルプス技研様にもお叱りを受けるのではないかとビクビクしております。
でも続きを書きますよ!
〜前回のあらすじ〜
友人の「ユリコ」から、イケメン彼氏「祥太くん」のクララが立たないという相談を受けたナナコ!
こういう問題は、男性側だけでなく女性側にも暗い影を落とすもの。ユリコはすっかり女としての自信を失っていた。
しかしそのあたりの問題について見識不足なナナコには
「時の流れに身をまかせたら?」
「愛があれば大丈夫!」
昔どこかで聞いたような名曲になぞらえた、慰めの言葉しかかけられなかった。
そんなある日ユリコからナナコのケータイにSOSコールが!
祥太くんとの間に何か事件が発生した模様。
アルプスの少女がハイジできないこのカップルに一体何が起きたのか!?
↓前回
ここから続きですが・・
いろいろすみません!先に謝罪しておきます。
びっくりするような内容ではありません(笑)
ではどうぞ〜
==========
SOSコールを受け、すぐにいつものミーティング場所”ジョナサン”に向かったナナコ。
半年の間、アルプスの少女をハイジできていなかったカップルに何が起きたのか?
ナナムラ「ユリコ!どうしたー!祥太くんと何かあったの!?」
ユリコ「・・(コクリ)」
ナナムラ「それは、アッチ方面で?」
ユリコ「・・(コクリ)」
顔面蒼白である。放心状態とはまさにこのことだ。
目がやばい
ひとまず温かいお茶を飲んで落ち着いてから、彼女は祥太くんとの間に起こったことをポツポツと話し始めた。
ここからは彼女に聞いた話をユリコ主観のドラマ仕立てでご紹介しよう。
〜〜〜〜〜〜〜
ナナコに祥太との「夜のヨーデル」について相談してから、1ヶ月が経った。
あれから何度かチャレンジしてみたものの、依然として彼の彼は立ち上がる気配がなく、アルプスをスキップしながらヨロレイヒー出来るかどうかどころではなくそれ以前の問題。。
気持ちは落ち込むばかり。
こういうのはカップルで乗り越えるものだと思っていたが、その度に祥太は
祥太「俺EDじゃないよ。前の彼女のときは大丈夫だったもん。」
とこちらが傷つくセリフを言ってくる。
ユリコ「うん(前の人と比べななくても・・)」
彼女は、徐々に自分と相手に苛立ちを募らせていた。
しかし同時に一つの疑念が浮かんできた。
もしかして、祥太は浮気しているのではないか?
前の彼女とはそれができていたとしたら、自分とできないというのは非常にストレスが溜まるだろう。
もし、祥太が浮気していたら。もしくは出会い系サイトにハマったり風俗に通っていたら。
自分とするときに興奮できないのもわかる気がする。。
ある夜。
いつものように祥太の家で食事をしたあと消防士の彼は夜勤だと言って出て行った。
見送ったユリコは彼の家に一人残る。
ユリコ「・・・」
部屋はしんとしていた。
不安が募っていたユリコは、いけないことだとわかりつつ彼のパソコンに手を伸ばしてしまった!
たまに調べ物があるときに使わせてもらっているから、パスワードは知っている。
メールのログインはできないため浮気相手とやりとりしているかはわからない。
まずはパソコンのピクチャフォルダを漁る。
知らない女がいないかチェックだ。
しかし、旅行先で自分と一緒に撮った写真しか見つけられなかった。
さわやかカップル
少しホッとするユリコ。
しかし、疑念を抱いているときの女性の情報検索能力というのは凄まじいものがある。
第六感が働くのはもちろんのこと、ありとあらゆる手で彼の周りの痕跡を調べ上げるのだ。
ユリコは次に、祥太が風俗店や出会い系サイトを見ていないかインターネットの履歴を見てみることにした。
ここで頭を抱えた男性諸君!彼女にパソコンを使わせてあげるのであれば、ネットの履歴は消しておくことをおすすめする。
あなたが見たあんなサイトやあんなサイトは、彼女に発見されてドン引きされてしまう可能性があるぞ。
カチカチカチ・・
(履歴検索中)
・・・ん?
ユリコ「あっ!」
履歴上に出てきたのは「即◯◯」「18禁写メ△△」のような出会い系っぽいサイトの名前とURLであった。
ユリコ「わ、あった…!」
意外にすんなり見つけてしまった。
ユリコは出会い系サイトには全くの無知だったためよくわからなかったが、履歴に並んでいたのはなにやら怪しい感じのサイトの数々。
踊る卑猥な文字
ユリコ「祥太、出会い系やってたんだ。。」
がっくりと肩を落とすユリコ。
覚悟はしていたが、実際に発見するとショックが大きい。
祥太が違う女の子と会っていたなんて・・嫌だ。すごく嫌だ。
こういうサイトにいる女なんて、遊んでいるギャルばかりに決まっている!祥太はそんな女性が良いのー!?
ユリコは震える手でサイトのURLをクリックした。
もう泣きたいくらいだったが、彼がどんなドギツイ出会い系をやっているのか見なければなるまい!
カチカチッ(ダブルクリックする音)
・・・
ユリコ「・・え??」
!!
想像していたものと目の前に出てきたページは、何かが大きく異なってきた。
そこに表示されたのは
なんと、裸で佇んでいるガチムチのイケメンお兄さんだったのだ。
ウホッ
ユリコ「え?え?」
なんのことやら意味がわからない。
このイケメンたちは誰?何ですかこのサイトは?
混乱したユリコは他の出会い系サイトも開いてみる。
そこでも、やはりヒゲで坊主でマッチョな男性たちがムードたっぷりに絡み合っていた。
そう、
祥太は、ゲイ向けの出会い系サイトをやっていたのだ。
よくよくサイト名を見ると「ゲイ即会い◯◯」「MENS△△」となっている。女人禁制の園。(先に気づけ!)
さらに履歴のなかには出会い系サイトだけでなく、所謂ハッテン場の紹介や体験談など情報サイトのようなものまであった。
しかもうっかり見てしまったというレベルではなく、毎日いくつもの関連のサイトを巡回しているようだった。
ユリコ「・・・え?え?え?どういうこと?」
ユリコは動悸息切れを押さえつけながら、さっき見た自分と彼のラブラブツーショット写真をピクチャのフォルダに見に行った。
指先がチリチリする。口の中はカラカラだ。目の奥が熱い!
エアリスが死んだ時以来の衝撃
写真に写るのは自分と楽しそうにピースしている爽やかな笑顔の祥太。
どことなく目つきが怪しく見える
この彼の穏やかな笑顔は?嘘だったの?
彼、私のことが好きって言ってたよね?
走馬灯のように、祥太の笑顔が浮かんでは消えた。(オイ、本当に死んじゃうぞ!)
・・・1分経過。
ユリコ「うん。これは何かの間違いだ。そうに違いない。」
まさかの現実逃避である。
ユリコ「・・・(彼はなんとなく興味本位でこういうサイトを見ていただけよ。
ほら、同僚にそっちの趣味の人がいて気になったとか。
LGBTの人たちへの理解を深めようとしたとか。)」
こういう時、恋する人間の脳というのは恐ろしいものだ。
圧倒的な事実を目の前にしても絶対に事実を認めようとしない。
何かの間違いだ、そうであってほしい。
祥太の写真を涙目になりながら見つめ、動揺を落ち着けようとしていたその時。
ユリコ「ん?これ、なんだろう?」
ユリコは、祥太のパソコンのピクチャフォルダの端に、何も名前が付いていない怪しいフォルダを見つけてしまった。
こういう時、神は無慈悲である。
開くと、、
ガチムチのお兄さんたち(しかも外国人などではなく日本人でガチな感じ)がくんずほぐれつしている画像が大量に出てきた。
がっつりまぐわっています
ユリコ「わあああ・・」
彼女は見つけてしまったのだった。
グッドルッキングガイ祥太のお楽しみフォルダを。
ユリコ「・・・もうだめだ・・」
泣くしかない
あまりのショックで立ったり座ったり頭を抱えたりを繰り返すユリコ。
目の前が真っ暗になり、頭がガンガンする。動悸と過呼吸が止まらない。
救心を!救心をください!!
ハイ、救心
めまいが、めまいがする。
カイジの「ぐにゃあ〜」が起こったようだだった。
本当にショックな時ってマジでこうなるよね
ユリコ「夢だ!これは夢だー!!信じたくない!」
一人静かな部屋で喚くユリコ。
まさか自分の彼氏が本当は男が好きだったなんて。
夢だろ、夢であってほしい。
名言を貼っておきます
浮気や風俗に走っていたのならまだ良かった。
あまりの衝撃に、ユリコはとうとう床に倒れこんでしまった。
そりゃ、彼のクララも立ち上がらんわ。
アルプス駆け回れないわ。
来る山を間違えたって感じだわ。
白黒つけたいと思って彼のプライベート空間に足を踏み入れた結果、彼がグレーゾーン( いやほぼそちら寄りであるが )であることを認識する事態になってしまった。
ユリコ「そうだ、、ナナちゃんに話そう・・」
彼女が私にSOSコールをかけたのはこのタイミングだった。
〜後日談〜
いたたまれなくなったユリコは、祥太に謝罪しながらパソコンの履歴とお宝画像を見てしまったことを伝えた。
祥太は、最初は「おもしろいなと思ってそういうサイトをネタ的に見ていただけ」と疑惑を否定していた(嘘が白々しすぎる!)。
しかし、徐々に観念。
”元は本当に恋愛対象が女性であったこと。
最近男性が気になってきて、女性に対して興奮しなくなってきていることに気がついた。
自分でも認めたくなくて、言えなかった。”
という告白をしてくれたそうだ。
ユリコは、彼の性のめざめに立ち会ってしまったわけだった。
以上。
《本日の学び》
夜の生活が上手くいかない場合、相手の隠された性癖を知ることで解決することもある。
※今回はレアケースです。彼の元気がなくても軽々しくゲイ疑惑を投げかけないように!病院に行きましょう。
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