疑わしいオトコとのお散歩デート〜後編〜
こんばんは!
最近の悩みは、連日の男性とのデートお食事によりブクブク太ってきたこと!ナナムラナナコです。
前回、ぽっちゃり男子を散々ネタにしておりましたが自分も最近相当ヤバイ領域に達していることに気がつきました。
だってしょうがないじゃないか〜(えなり風)
毎週末、時には平日もごはん!ごはん!ごはん!やれイタリアンだ寿司だ肉だ中華だもつ鍋だって食ってたらよぉぉ。
男性とごはんいくのに「最近気になってる精進料理やさんがあるんだっ♪」なんて寺を提案するわけにいかないし。
まあいいか。
幸いにも私は顔は太らないタイプなので、彼氏ができそうになったら一気にダイエットします。します。
2週間ください!
〜前回のあらすじ〜
お友達に紹介されたぽっちゃり系男子「マルちゃん」とデートをしたよ!
『ちょっとお散歩のはずが1時間以上歩かされてグロッキー』
↓
『2丁目のゲイでいっぱいのカフェに連れて行かれる』
という初デートではなかなかできない経験ができたよ!
歩くの大好き!とか言いながら全然痩せないマルちゃん・・
俺はノンケだよ!とか言いながらゲイでいっぱいのカフェに通うマルちゃん・・
いろいろ疑わしいんだけど、デートはスムーズに(?)進み串揚げ屋へ!
==========
疑念でいっぱいのナナコであったが、もうお腹はペコペコ。やっと食べられることに喜びを感じながら串揚げ屋に到着です。
席に案内されると依然として店は超満員。店員さんが忙しく動き回っている。
串揚げ店のメニューはいわゆる『おまかせコース』ほぼ一択で、料理人さんがその場で揚げた串揚げがどんどん出てきてお腹いっぱいのところでストップする形式である。
お客さんはみんなこのおまかせコースを頼んでいるようだ。
マルちゃん「私、ここもいきつけなんです(キメ顔)」
ナナコ「そうですか・・」
ハアハア言ってるし
美味しそうな油の香りに巻かれながら、マルちゃんのテンションが上がってきているのを感じる。
マルちゃん「すみませーん!」
カウンター席に着くなり、彼は忙しく作業する料理人さんに声をかけ呼び止めた。
マルちゃん「おまかせコースに入る前に、◯◯と△△をください。あと飲み物の注文いいですか?あと、おしぼりもらえますか?」
料理人「え・・?」
え・・
料理人さんは怪訝な顔。非常に迷惑そうである。
そりゃそうだ、こういう店は席について、おまかせコースをゆっくり頼んで、その後料理人さんが「苦手な食べ物ありますかー?」とか聞いてきて、
とにかくゆっくり進むもんです。
しかし油の匂いを嗅いで歯止めの効かなくなったマルちゃん。間髪入れずに話し続ける。
マルちゃん「大丈夫ですか?◯◯と△△先にもらえますか?あと、飲み物なんですけど、ビールとレモンサワーお願いします。あとあと、特製マヨネーズありますよね?あれと野菜ももらいますか?」
だめだこりゃ、油の匂いでイっちまってるぜ!
おいおいおい・・
いろいろ言い過ぎだよ。いくら『いきつけ』と言っても注文しすぎじゃない?
料理人さんはしぶしぶとおしぼりを渡してくれる。
手と顔を拭きながらそわそわそわそわするマルちゃん。
この人、お腹が減って仕方がないんだろうな。
料理人さん「あいよー!」
忙しそうな料理人さんが生野菜とマヨネーズを渡してくれる。
マルちゃん「この野菜をね、このマヨネーズにつけると美味しいんだよ!」
マヨネーズを見て一気に興奮!
来ました特製マヨネーズです。
(ヤバいな。このテンション。)
そうこうしているうちにビールとレモンサワーを店員さんが持ってきた。
(おーやっと乾杯できるよー!)
とレモンサワーを持って乾杯しようとするナナコ。
するとマルちゃんは
※白米ではありませんマヨネーズです。
・・もう食ってる!
むしゃむしゃと。
2口、3口。
野菜というか主にマヨネーズ食ってる!
マルちゃん「おかわりお願いします!!」
料理人さん唖然
マヨネーズのおかわりキタ!!
その後もマルちゃんは串揚げを相当数(私の倍以上)食べながら、マヨを何杯かおかわりしていた。
そうか、それであんなにお散歩してその体型って、そういうことですか。マヨネーズ食い過ぎってことですか。
・・もうお前はマルちゃんじゃなくてマヨちゃんだよ!
そろそろお腹もいっぱいになってきまして、正気を取り戻したマヨちゃん。話題は恋バナに。
(そうだったそうだった。合コンの打ち合わせをしなければ!彼が本当に彼女を欲しがっているのであればですが…)
マルちゃん「ナナちゃんはどういう人がタイプなの?」
ナナコ「えーっと、、バスケ部とかバレー部っぽい人!」←こういうこと言ってちゃだめだよ、みんな
マルちゃん「え?芸能人で言うと?」
そんな話をキャッキャとしていたわけです。
マルちゃん「よっしゃ!じゃあバスケ部っぽい人探しておくね」
ナナコ「ありがとうございます!!マジでありがとうございます!」
(マルちゃんなんだかんだいい人だなー。私もマルちゃんの好きなタイプの女の子紹介してあげないと!)
ナナコ「じゃあ次はマルちゃんの番!どういう娘が好きですか?私いっぱい友達いるんでご紹介できまっせ〜」←斡旋業者か
マルちゃん「そうだなー」
ナナコ「なんでも言ってくださいよ!かわいい系綺麗系取り揃えておりますよ!!」
マルちゃん「・・・
リアーナ」
ナナコ「え?」
マルちゃん「リアーナとか好きだよ」
・・・
えっと。
リアーナいいと思うけどさ。そうじゃない、そういうんじゃないんだよマルちゃん。
ナナコ「・・リアーナみたいのは友達にいないかなあ。えーと、なんか他に、他に好きな芸能人とかはいます?」
マルちゃん「うーん」
ナナコ「ほら、ガッキーとか綾瀬はるかとか」
マルちゃん「じゃあビヨンセかな」
友達にリアーナとかビヨンセみたいのいねえから!!!!合コンに連れて来れねえから!
もうLAに行け!LAに!
ゲイ疑惑といいマヨネーズ食い過ぎといい、なかなか味のあるデートであった。
その後無事合コンは実施されたのですが、そのお話はまた今度。
《本日の学び》
一杯目のお酒より先にマヨネーズを食べるべからず